きばらん海 ふるさと納税 ごみ収集 入札情報
本文
枕崎市には現在、出産に対応できる産科医療機関がありません。これは、妊婦の方々やそのご家族にとって、大きな不安要素であり私たち当消防本部においても課題であると考えております。
この現状を少しでも改善し、「妊婦さんが安心して出産を迎えることが出来る」環境を整備するため、今年度から枕崎市では妊婦情報事前登録制度『産救サポートまくらざき』を立ち上げ、事前に登録された妊婦さんの情報をもとに緊急時に救急隊員が担当医師の指示のもと、迅速・かつ適切に医療機関へ妊婦さんを搬送できる体制づくりを、健康・こども課が中心となり始めています。
今回、私たち救急隊員が現場において適切な対応を行うために、地域周産期医療の最前線でご活躍されている鹿児島市立病院の医師や助産師さん達をお招きして、職員に対する専門知識と技術を習得する目的で研修会を受講しました。
座学研修では、救急救命士法に基づく法的根拠から始まり、メディカルコントロール体制の重要性や妊婦さんの緊急搬送時における知識と、実際の事例を交えてのグループワークによる討議では、医師から貴重なお話をしていただきました。また、実技研修ではモデル人形を使った分娩介助の手技などを助産師さんにもご指導いただきました。
この『産救サポートまくらざき』を利用する妊婦さんの安心・安全につながるよう、引き続き取り組んでまいります。





