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枕崎市自殺対策計画
計画策定の趣旨等
我が国の自殺者数は、平成10年以降急増し、年間3万人を超える状態が続いてきました。政府はこれに対し平成18年度に自殺対策基本法を制定し、さらに平成19年度には政府の自殺対策の指針となる自殺総合対策大綱を定め、自殺対策を推進し、年間自殺者数は令和元年には2万人を割り込みました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響等により、令和2年以降自殺者数は増加に転じ、令和4年は自殺者数21,252人と直近5年間で最多となり、鹿児島県においても7年ぶりに自殺者数が300人を超えるなど深刻な状況となっています。
このような状況の中、国は令和4年10月に新たな自殺総合対策大綱を閣議決定し、新型コロナウイルス感染症の影響による自殺の動向も踏まえつつ、これまでの取組に加え、「こども・若者の自殺対策の更なる推進・強化」「地域自殺対策の取組強化」などを追加し、総合的な自殺対策の一層の推進を掲げています。
これまで本市では、平成30年度に「枕崎市自殺対策計画」(令和元年度~令和10年度)を策定し、計画に基づき自殺対策の総合的な推進に取り組んできました。
現在、社会状況が大きく変化していることや新たな自殺総合対策大綱が示されたこと等を踏まえ、本市の自殺対策の取組についても現状に合わせた取組の改善が必要となります。
そのため、計画の中間年度である令和6年度に、本市の状況把握と取り組むべき事項の再検討を行い、現状に即したより効果的な自殺対策を展開することを目的として、本計画の中間見直しを行いました。
今後は、本計画の実行を通して「誰も自殺に追い込まれることのない、生きごこちのいい枕崎市」の実現を目指してまいります。
計画の期間
本計画は、推進期間を令和元年度から令和10 年度までの10 年間とします。
また、国の自殺総合対策大綱等の動向や自殺の実態、社会状況の変化等により計画の修正を行う必要性が生じた場合は、適宜計画の見直しを行うものとします。
計画の数値目標
現行の枕崎市自殺対策計画は、平成24年~平成28年の自殺の状況に基づき、令和8年の自殺死亡率、自殺者数の数値目標を設定しています。
指標項目 |
基準値 (平成24年~平成28年平均) |
目標値 令和8年 |
---|---|---|
自殺死亡率(10万人対) | 31.9 | 0.0 |
自殺者数(人) | 7.4人 | 0人 |
指標項目 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 |
---|---|---|---|---|---|
自殺死亡率(10万人対) | 18.7 | 28.6 | 9.8 | 30.0 | 30.4 |
自殺者数(人) | 4人 | 6人 | 2人 | 6人 | 6人 |
計画の内容
計画の内容は以下のとおりです。
(全体版)
枕崎市自殺対策計画【全体版】 [PDFファイル/3.35MB]
(概要版)