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枕崎茶の概要

印刷用ページを表示する掲載日:2020年3月6日更新

中原公園より開聞岳を望む 

 枕崎市は温暖な気候を生かし,鹿児島県の中でも早く摘採が開始される走り新茶の産地です。枕崎市のお茶は,栽培面積約600ha,荒茶生産額は約19億と枕崎市の農業生産額の基幹産業となっています。

 枕崎市の茶業は明治30年頃より栽培が開始され,昭和16年からは紅茶を中心に集団茶園づくりが行われました。しかし,紅茶輸入自由化を機に昭和45年からは緑茶に転換し,温暖な気象を活かした走り新茶の産地として発展しています。

 平成11年には,全国茶品評会普通煎茶(10kg)の部において,最高の賞である「産地賞」や「農林水産大臣賞」を受賞,平成12・13年には「農産園芸局長賞」を受賞しています。鹿児島県茶品評会においては,平成26年に普通煎茶10kgの部において,「農林水産大臣賞」や「産地賞」等の特別賞を受賞しております。

 現在,市内には38の茶工場があり,主に別府地区を中心にお茶畑が広がっています。

「食への安全・安心」への関心が増すなか,枕崎市茶業協議会では国際規格であるISOやGAP等の第三者認証の取得を推進しています。その結果,21工場で組織する枕崎市茶業共同体がISO9001, 23工場がかごしまの農林水産物認証KGAP,8工場がJGAP認証,4工場がASIAGAP認証を取得し,消費者への「食の安全・安心」に努めています。

 また,かごしま輸出茶サプライチェーンによる,アメリカ向けの輸出茶栽培・出荷体系に取組んでおります。