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万句賀親乾(ばんくがしんこん)

印刷用ページを表示する掲載日:2017年3月30日更新

万句賀親乾(ばんくがしんこん)

万句賀親乾写真 喜入氏十代領主久亮が晩年白寿の祈願をこめて詠んだ連歌集。享保6年秋から山本度好を相手に前半五千句を共詠しました。

度好が鹿籠を去ってからの,つまり後半五千句は独詠です。題材に鹿籠の風物を扱ったものが多く「この村に腐れ鰯の頭して 肥糞たんと入れる田の原 衣手に鼻塞いでぞ通りけり」など当時の鹿籠浦の様子がうかがえるものが多くあります。
 

 白寿の願いも空しく,翌7年(1722)10月15日一万句を詠み終え,65歳をもって没した。一万句の連歌集は国内でもめずらしいとされています。

指定日

昭和48年10月5日
 

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